野球評論家の張本勲氏が28日放送のTBS系「サンデーモーニング」(日曜・前8時)にリモート生出演した。

 番組では、労使で平行線をたどっていた米大リーグの開幕問題で、大リーグ機構は選手会が「60試合制」に同意したのを受け、7月23日か24日に開幕すると発表したことを伝えた。当初の3月26日から4か月遅れで、当面は無観客で行われる。

 労使は5月12日に今季開催案で協議を始め、シーズン縮小に伴う年俸削減幅を巡って対立してきた。新型コロナウイルス感染拡大や黒人差別問題で揺れる中、労使がともに条件闘争を続け、42日をかけてようやく決着。70試合制を強調していた選手会側が、機構側の「60試合制」に同意した。

 開幕にあたって新たに作成された安全対策ルールは108ページに及ぶ。体温チェックや、手洗いの励行のほか、ひまわりの種をかむことや、つば吐き、ハイタッチが禁止された。プレーする選手以外はベンチやブルペンでマスクを常時着用する。さらに米メディアの情報を総合すると、既往歴などがあって感染のリスクが高い選手が欠場する場合や、妊娠中の配偶者がいて欠場する場合も給与が保証されることになった。

 試合中はできるだけ接触を避けるため、乱闘を禁止。監督が審判の判定に抗議する場合も6フィート(約2メートル)の距離を保つ。試合前の食事は、バイキング形式が禁止となる。さまざまな制限がある中で、日程を消化する。

 各チームは28日までにキャンプに参加する60人の名簿を提出。一度に多くの選手が施設に殺到しないよう、時間差でキャンプインとなる。メジャーリーグが順調に行われるかどうか、成り行きが注目される。

 張本氏は、大リーグの開幕に「大丈夫かね。60ゲーム?2つ心配がありますわね」と指摘した。ひとつめは「コロナが心配だから主力選手、いい選手は出ないんじゃないの?お金は、たくさんたまっているだろうしね」とコメントした。

 続けて「もうひとつはタイトル。私ら野球選手だから、60ゲームでどうでしょう、7勝、8勝で最多勝?こんな価値がないもんね、60試合で参考記録にするんじゃないの。タイトルは表彰しないと思います」と指摘した。

 これに司会の関口宏は「出たくない人は出なくていいのかな?」と質問すると「そりゃいいでしょう。コロナの関係だから。ましてや陽性の“け”のある人は出さないでしょう」と張本氏は返した。関口は「陽性の“け”のある人ってのはよく分からないけど」と苦笑いして聞き返すと「無症状の人が多いじゃない。4、5日潜伏するから。そういう人が出たら困るんだよ。感染するから」と張本氏は答えていた。