「ウエスタン、ソフトバンク2-1阪神」(26日、タマホームスタジアム筑後)

 充実感を漂わせながら小走りでベンチへ引き揚げた。阪神・藤浪晋太郎投手(26)が26日、実戦復帰後2度目の登板となったウエスタン・ソフトバンク戦で3回1安打無失点と好投。直球の最速も157キロをマークし、完全復活へ向けて明るい兆しを見せた。

 3月11日のヤクルトとのオープン戦(神宮)以来となる先発マウンド。相手先発は同じく1軍復帰を目指す千賀だった。「せっかく投げさせてもらえるので、気持ちを入れて投げました」。球界を代表する右腕に負けじと、立ち上がりから全力投球。初回、四球と安打で1死一、三塁のピンチを招いた。だが、釜元をフォークで空振り三振、続く田城は152キロの直球で左飛に打ち取った。

 二回も四球で走者を背負ったものの、無失点。3イニング目は安定した投球で三者凡退で切り抜けた。「スライダーやフォークでも三振が取れましたし、良かったと思います」。上々の内容に納得した表情を浮かべた。

 登板後は学ぶ姿勢は崩さなかった。「いいピッチャーの方なので。結構いろんな人の動画を撮ったりしています」とバックネット裏に座り、千賀の投球を自身のスマートフォンで撮影した。

 痛めていた右胸に問題はない。次回は今回よりも長いイニングを投げ、強度を上げていく。「もっといろんな精度を高めていかないといけない」。1軍の戦力となるためにも、さらなるレベルアップを図る。