かねてから騒がれてきた大型トレードが、いよいよ実現に近づいているようだ。

 衛星放送『Sky Sport』や『Gazzetta dello Sport』紙などイタリア・メディアは6月25日、バルセロナのアルトゥールがユベントス移籍を了承したと報じた。これにより、ミラレム・ピャニッチとのトレードが間近とみられている。

 すでにバルサとの条件面での合意が報じられていたピャニッチと違い、アルトゥールは残留希望でイタリア行きを拒んでいると言われていた。だが、両クラブからの“重圧”に、最終的には移籍を受け入れたようだ。

 報道によれば、両選手の評価額には約1000万~1500万ユーロ(約12億5000万~18億8000万円)の開きがある。ユーベがバルサに差額を支払うようだ。両クラブは2019-20シーズンの決算前に取引をまとめようとしており、『Gazzetta dello Sport』紙は、27日か28日に正式発表と伝えた。

 もちろん、マーケットは正式に決まるまで何があるか分からない。ユーベのマウリツィオ・サッリ監督は、26日のレッチェ戦を前に「ピャニッチの状況は知らない。我々は彼を全面的に信頼している」と話すにとどまった。

「アルトゥールはバルサの選手で、他クラブの選手について話すのは良くないと思う。バルサの監督がピャニッチについて話したときは気に入らなかった」

「技術的には、ピャニッチに議論の余地はない。彼が放出されるとしたら、理由は別にある。わたしは彼に満足している。まだまだ改善の余地があると思っているよ」

 8月で24歳になるアルトゥールに対し、すでに30歳となったピャニッチだけに、バルセロナの動きを疑問視する声も少なくない。ただ、ユーベの指揮官は、ピャニッチがまだ飛躍できると考えているようだ。

 いずれにしても、トレードが実現した場合、新型コロナウイルスの影響により異例となっているシーズン終盤戦も気になるところだ。

 トレード決定後も、両選手はシーズンが終わるまで現所属クラブでプレーする予定だ。だが、試合に出れば負傷のリスクもある。8月に再開予定のチャンピオンズ・リーグにも出場中の両クラブが、それぞれの選手をどう起用するかも注目される。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部