◆パ・リ-グ 西武2―4ソフトバンク(25日・メットライフドーム)

 新パフォーマンスの「ピーポー」ポーズがベンチにも広がった。バレンティンの移籍後初アーチに、工藤監督を筆頭に仲間がクルクルと手を回して祝福した。2回先頭で本田のスライダーを捉え、ライナーで無人の左翼席へ突き刺した。シーズン23打席目で飛び出した先制の左越え1号ソロ。「非常にうれしい。リラックスして打てた」と喜んだ。

 DHでの出場が続いたが、開幕6試合目で初めて左翼の守備に就いた。「からだ的には良かった」。ヤクルト時代に慣れ親しんだリズムが打撃にも好影響を与えた。4回、本田の直球を強振した打球は、大きな弧を描き左翼席奥のコンコースで弾む推定飛距離140メートルの2打席連続となる“場外弾”。「飛距離は関係ない。今日の試合に勝てたことが良かった」と強調した。

 王会長を喜ばせたい。大きなモチベーションだ。60本塁打をマークし、日本記録を更新した翌14年のオープン戦。ヤフオクD(現ペイペイD)で対面。自身の持つ55本塁打が更新されたにもかかわらず、祝福してくれた心の広さに感激した。その時のサインボールと写真は今でも宝物。米国の自宅に大事に飾っている。

 バレ砲の2発で今季初の連勝を飾り、勝率5割に復帰。工藤監督も「ホームランバッターは1本出ないと落ち着かない。僕も1本出てホッとした」とご満悦だ。大砲も「最低でも30本は打ちたい」。3年ぶりのリーグV、4年連続日本一の使者になる。(戸田 和彦)