米大リーグ・レッドソックスのケネディ社長は24日(日本時間25日)、オンライン会見で、公式戦の観客動員に前向きな意向を示した。

 「個人的な意見であり、安全面が保証され、自治体の許可を得た場合」と前置きした上で「条件が整えば、可能性はあると思う」と語った。

 「私の認識では、観客動員は各州や都市の規制に準じて、球団判断に委ねられると思う」とした同社長は、マサチューセッツ州、ボストン市の感染被害が縮小傾向にある実績を指摘した上で、「観客が入れば、アドバンテージは計り知れないし、駐車場や飲食業など地域の経済復興にも貢献できる」と語り、同じボストンにあるアメリカンフットボールNFLのペイトリオッツや他のプロチームとも協議を重ねていく方針だ。

 一方、本拠地でのキャンプ開催については課題が挙がっている。1912年完成のメジャー最古の球場フェンウェイ・パークだけに、他球団に比べて、クラブハウスや室内練習場などが極端に狭い。安全対策で6フィート(約1・83メートル)の距離を保つため、観客席のスイート・ルームをロッカーとして使ったり、コンコースに特設ケージを設置する案などが検討されている。

 また、例年キャンプで親善試合を行う地元のボストン・カレッジも施設提供を申し出ているという。球団関係者はこの日のオンライン会見で「ユニークで大きなチャレンジになるが、柔軟に対応したい」と語った。(一村 順子通信員)