「ウエスタン、阪神1-0オリックス」(24日、甲子園球場)

 阪神のドラフト1位・西純矢投手(18)=創志学園=がうれしい“プロ初勝利”をつかんだ。甲子園でのウエスタン・オリックス戦に2番手で公式戦初登板。高校2年の夏以来、約2年ぶりに上がった聖地のマウンドで、3回を3安打無失点。3つの空振り三振を奪う力投を見せ、チームに今季初勝利をもたらした。

 西純が聖地に帰ってきた。四回から2番手で2軍公式戦初登板。大観衆を沸かせた高校時代と同様に、ダイナミックなフォームから目いっぱい腕を振った。この日の最速は150キロ。五回、威力抜群な真っすぐで根本から空振り三振を奪うと、帽子が宙に舞った。

 「前回(14日・OBC高島戦)がなかなか三振が取れなかった。今日はストレートで空振りが取れて、三振が取れたというのは自分の中でもすごく良かったなと思います」

 理想は空振りが取れる投手だ。この日、奪った3つの三振は全て空振り。それでも平田2軍監督は「もっと三振を取ってほしいね。まだまだいけるよ」とさらに上のレベルを求める。

 3回を3安打無失点。2018年夏の2回戦・下関国際戦以来となる甲子園のマウンドで、成長した姿を見せた。登板後のコメントからはプロとしての自覚をうかがわせる。

 「試合で投げる時は(甲子園が)懐かしいなという感じがしたんですけど、でももう高校とはちょっと違うので。しっかりと自分の投球ができるようにと思いながらマウンドに上がりました」

 味方は六回に1点を先制。そのままチームは逃げ切り、西純にプロ初勝利が舞い込んだが「うれしいのはうれしいですけど、ここでしっかりと次につなげていきたいと思います」といたって冷静だ。

 「次(甲子園で)投げる時のためにしっかり準備していきたいと思います」。甲子園を特別な球場と再確認した西純。次回はどんな投球を見せてくれるのだろうか。進化を続ける18歳から目が離せない。