「ヤクルト6-1阪神」(24日、神宮球場)

 付け入る隙を与えなかった。死角はない。ヤクルト・スアレスが今季初登板で、阪神打線をねじ伏せた。6回2安打1失点(自責0)、85球で魅せた快投劇。「嶋選手のリードを信じて投げることができた」。仲間を信じ、自分を信じる。連敗ストップへの道を切り開いた。

 先輩助っ人として貫禄十分だった。日本球界2年目。冷静に、一人一人と向き合った。目標は常にクオリティースタートだ。6回3失点以内という数字設定をし、この日は併殺打の間に許した1失点のみ。「打線も打ってくれたので、とてもよかった」と満点の笑みを浮かべた。

 今年から阪神に在籍する弟の前で挙げた今季1勝目。「アリガトウゴザイマス!!」。仲間へ、ファンへ。感謝の思いが、神宮の空へと響き渡った。