往年の闘将が残したコメントが話題だ。元マンチェスター・ユナイテッドのキャプテン、ロイ・キーンの放ったそれである。

 現在48歳のキーンは1990年代から2000年代前半のユナイテッドでレギュラーを張った名手であり、アレックス・ファーガソンの率いた個性派揃いの集団をピッチ上で統率した闘将だ。

 時にキャプテンらしからぬ度が過ぎた言動によって、チーム内外で敵を作ることも少なくなかったキーン。そんな闘将は、現地時間6月22日に母国紙『Irish Independent』の取材で意外な発言を言い残したのだ。

「現役時代の私は頑固に見られがちだが、自分では優しすぎたと思っているよ。私のキャリアや仕事ぶりを見た時に人々は信じないだろうけどね」

 かつて同僚だったリオ・ファーディナンドが「キーンは支配的なパーソナリティーを持っていて、あのベロンも殺した」と恐れるほど、元アイルランド代表MFの強烈なパーソナリティーは周知の事実だ。

 それでも、当人が「優しすぎた」と語る根拠は何なのか? キーンはこう続けている。

「人々は私に批判を浴びせ、真正面から胸を刺そうとしてきた。だが、彼らの背中は刺されなかった。それは私が親切すぎたからだよ」

 周囲の喧騒に対して、我慢をしていたことを明かしたロイ・キーン。引退後は解説者として、歯に衣着せぬ発言を続けているが、それは現役時代にかけていたたがが外れてしまっているということなのだろうか……。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部