◆イースタン公式戦 巨人5―4ヤクルト(24日・G球場)

 巨人2軍が、イースタン・リーグのヤクルト戦(G球場)で勝ち、阿部慎之助2軍監督(41)が公式戦初勝利を手にした。

 3試合目にしてようやく、初白星をつかみ取った。1軍と同じ19日に開幕となったイースタン。雨天中止などもあって初陣となった20日の日本ハム戦(鎌ケ谷)は1―3、23日のヤクルト戦(G球場)でも2―5で敗れ、2連敗スタートだった。

 昨季限りで19年間の現役生活を引退し、2軍の指揮官に就任した阿部監督。スローガンには「考動(こうどう)~苦しい方を選べ 迷ったらやれ~」を掲げ、ナインに奮起を促し続けてきた。2月1日のキャンプ初日から自らノックバットを握り、打撃投手も務めた。新型コロナウイルスの影響で、開幕は大きく遅れて前例のない1年になっているが、新指揮官は指導者としての新たな道を歩み始めた。

 この試合では、初回に若林が2号2ランを放ち、先制。4回には育成のウレーニャ、5回にはモタがソロを放ってリードを広げた。初本塁打を放ったウレーニャは阿部監督も視察したドミニカ共和国での球団トライアウトで合格。左翼の守備では7回にダイビングキャッチも見せたモタは、この日の試合前も指揮官が打撃指導を行うなど、特に目にかけていた存在だ。初白星へ“阿部チルドレン”とも言える2人が、躍動した。

 6回には、若林がこの日2発目となるソロ。投げてはドラフト2位右腕・太田が好投した。7回で7安打を浴びながら、要所を締めて無失点。しっかりと試合を作って、5―0とリードのままマウンドを2番手の高田に譲った。

 ▽若林「ミーティング通りに目付をしっかりとして打席に入りました」

 ▽ウレーニャ「阿部監督から下半身の使い方を言われていて、アドバイス通りのスイングが出来ました」

 ▽モタ「いつも阿部監督から言われている、始動を早く取って打つ準備をする。その事を頭に常に入れてます。ホームランになって凄く嬉しいです」

 ▽太田「以前から阿部監督にフォアボールを気にせずに投げろ。3球勝負OK。ストライク先行で攻めていけと言われてました」