◆JERAセ・リ-グ ヤクルト1―4阪神(23日・神宮)

 エアハイタッチの勝者の列で矢野監督が笑みを浮かべ、ナインを出迎えた。3連敗発進と苦しみ、ようやく手にした就任2年目の初白星。「うれしいよね。苦しんだ分ね。ここからスタートにできる勝ちにしてくれた」。ウィニングボールを受け取り、余韻に浸った。

 ただ懸案は残った。投手の青柳にも「H」ランプがともるなど12安打で先発全員安打と思いきや、不動の4番候補として獲得したボーアはまたも4打数無安打。2試合続けて6番で出場したが、6回には無死一、二塁の好機に左腕・中沢を投入され、空振り三振に倒れた。開幕から16打席連続ノーヒットはバースの15打席を上回り球団記録を更新。対左投手も来日から実戦25打席無安打とトンネルの出口が見えない。指揮官は「今日もJB(ボーア)だけか? 早くあいつも1本出れば、気分が変わると思う」と祈るように吐露した。