<巨人3-2広島>◇23日◇東京ドーム

“お兄ちゃん”が、また打った。巨人北村拓己内野手が今季初スタメンに決勝打で応えた。同点の5回2死一塁、広島K・ジョンソンの内角144キロを強振。打球に「伸びてくれと思いを込めて、走っていた」ところ、中堅を越えた。打席の直前、中島から「(体が)出されないように後ろで」と助言され、迷いが消えた。「戸郷が頑張っていたので、何とか後ろにつなぐ気持ちで」と20歳の“弟”を援護した。

1度のチャンスでその座をもぎ取った。21日の阪神戦、プロ初スタメンで2打席凡退した湯浅の代打で出場。追い込まれながら、プロ初安打となる左前適時打をマークし、原監督から「湯浅よりお兄ちゃんの北村」と評された。試合前には、自主トレをともにする“兄”の坂本からK・ジョンソン対策を耳打ち。期待の大型内野手が、開幕4連勝を決めたチームで輝きを放ち始めた。【久保賢吾】