Jリーグは6月23日に第6回の理事会を開催。その後にオンライン上で記者会見を行なった。会見に出席した村井満チェアマンは、新型コロナウイルスの影響で2月25日から中断となったJリーグ再開に向け、想いを語った。

 まず、「今日の理事会をもってなんとか再開、開幕に間に合ったかなと安堵しております」とし、この日まで実行委員会で議論が重ねられてきた今シーズンの「順位決定方法」や「表彰および賞金」、「VAR導入」、「試合開催可否決定条件」、「PCR検査」など多岐に渡る項目が決議されたことを報告した。

 さらに、2月25日にルヴァンカップの中止が発表されてからのこの約4か月を振り返り、「団体を統括する立場として、スポーツとは一体何かとこんなに考えさせられた期間はないなと正直思います。改めて、スポーツが我々の生活にとってどんなものなのかと考えさせられました。汗を流して、喜怒哀楽を表現して、人間らしさを表現する手段。生きているという実感を確認する、そんな価値を改めて再認識した次第です」

 専門家からも第2波、3波の可能性が指摘されるなど、リーグが再開した後もコロナとの戦いが続いていく。

「全国に39都道府県56クラブを抱えるJリーグでは、難しさは地域によって様々な違いがあるというのが今回の特長でした。再開、開幕に向けて、リーグとして一つの意思決定する難しさも感じています。オペレーションの難しさを感じている一方で、個別性を大事にしながらスポーツ文化を守っていきたい。

 アフターコロナでも、相手と戦い、互いをたたえ合ったりといったスポーツそのものの持つ価値は変わらない。むしろ、そうした価値を再認識したつもりですので、そうした価値を世の中に伝えていくことに今まで以上に力を入れていきたい」

 再開前、最後の理事会で、意気込みをそう語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部