今季、ブラジルのインテルナシオナルから完全移籍したJ1鹿島のMFファン・アラーノ(23)が23日、練習後にオンラインで取材に応じ、現状と母国・ブラジルへの思いを語った。

 初の海外挑戦の舞台に日本を選んだ。新型コロナウイルスの影響でサッカーができない日々が続いたが、ファン・アラーノは「鹿島に来たことに後悔はないし、国もすばらしい」と日本の環境には満足している。

 ただ、コロナ禍の収まりが見えない母国は気がかりとなっている。「(ブラジルは)危険な状況。防ぎ方が指導されていない、経済的な理由から仕事をせざるを得ない状況、自粛できる人が自粛を守っていないことなどで、残念ながらコロナは収束より拡大している」と冷静に原因を指摘し、「家族は全員ブラジルにいるので心配」と打ち明けた。

 そんなブラジルの大切な家族とは、よくテレビ電話をしているという。「彼らと話せるだけで気が休まるし、気持ちを高めるいい方法」と日本で活躍する支えとなっている。

 ここまでの公式戦3試合は、いずれもスタメン出場。今季の過密日程を勝ち抜くために「チーム全員で戦わなくてはいけない。みんなで乗り越えようという結束力が重要」と総力戦を強調した。

 「監督が求めているサッカーが浸透してきた」と現状の手応えを口にし、プロデビューを飾ったインテルナシオナル時代の恩師でもあるザーゴ監督の下、鹿島のタイトル奪還に貢献する。