<サッカー、あのときの一言~41>

Jリーグは6月27日のJ2再開とJ3開幕、7月4日のJ1再開を発表しました。約4カ月ぶりに迎えるその時を前に、日刊スポーツでは歴代のJリーグの選手、監督、関係者らから生まれた言葉をピックアップ。あの日、あのときの印象的なシーンを振り返ります。

「10年かかるとは思っていなかった」

17年11月、浦和レッズの一員としてクラブ2度目のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)制覇の瞬間に立ち会ったMF平川忠亮(現コーチ)が口にした。

初優勝した07年。決勝の2試合に先発するなど、チームの主力として貢献した。ただ、その後は順風満帆とはいかなかった。副主将を務めた10年には、残留争いに巻き込まれた。16年にルヴァン杯を制するなどタイトルも手にしたが、ACLは翌08年大会で4強に入って以来、優勝を狙う位置からは遠ざかっていた。

10年が経過する間に、チームも大きく変わった。07年と17年の両タイトルを選手として手にしたのは、07年大会の決勝第2戦で得点したMF阿部勇樹と、平川の2人だけになっていた。

チームが天皇杯を制した18年シーズンをもって、浦和一筋で過ごした17年間の現役生活を終えた。引退セレモニーでは「夢は監督としてこの埼スタに戻ってきて、また一緒に戦うこと」と次の目標を語った。