21日のヤクルト-中日戦(神宮)の八回終了後、中日の与田監督が球審に話しかけた。その後、ヤクルトの高津監督はバックネット裏を指さしながら、球審と話していた。

 中日の加藤球団代表によると、与田監督は「報道ブースから『捕手がインコースに構えた』などの声が聞こえる」と伝えたという。高津監督は試合後、「実況の声が聞こえてくるらしい。僕らはよく分からなかったですけど」と説明した。無観客で歓声や応援団の鳴り物の応援がない中、テレビやラジオの放送の実況や解説の声がグラウンドに届いてしまったとみられる。

 神宮球場の担当者は22日、「これまでは放送の音は、歓声でかき消されていた。こんなことは初めて」と話した。23日の試合から、放送局のブースにシートを張り、音が届きにくくするという。日本野球機構(NPB)は22日、アナウンサーらの声がグラウンドに届かないように要請する文書をテレビ、ラジオ各局に送付した。NPBの井原事務局長は、「大きい声は出してもいいが、グラウンドレベルに届かないようにしてください、と」と説明した。