鈴木大地スポーツ庁長官(53)が22日、文部科学省で記者との懇談に臨んだ。新型コロナウイルスの影響により、19日に開幕を迎えたプロ野球についての感想を問われ「スポーツが始まって、躍動感とともに明るい発信を社会に対してしているような効果を感じている。テレビで試合を拝見し、観客がいないけど、見せ方も大変工夫を凝らして、観客がいない中でやっているようには見えないような感じがした」と印象を語った。

 そして今後への期待として「プロ野球がスタートしたということで、ほかのスポーツにも波及して、感染をさせないながらスポーツを興行としてやっていく流れができてくるのでないか。いずれにしても、これ以上感染を広げないことが非常に重要。同時に、スポーツが持つ新しい、明るい発信を充実していただきたい」と思いを語った。

 また、新型コロナウイルスの影響で来夏に延期となった東京五輪・パラリンピックに関し、開催方針として打ち出された簡素化がどうあるべきかについても問われ「まずスポーツ大会やイベントは安全や安心に留意した形で開催すべきだろうというのが大前提。そのほかに来年の大会の場合は収支の問題もあるので、ここで安易に述べることはできない」とした。

 その上で「コロナの関係でいろいろなスポーツの行動の在り方とか、観戦の仕方も少し新しい時代にきているのかな、という風に思う。ヨーロッパのサッカーのリーグを見たことがあるが、観客はいない。ただ、ピッチの脇で大きな電光掲示板のようなものがあって、家でファンの皆さんが応援しているところをそこに映している。いろいろな放映の仕方、観戦の仕方、実際にゲームでの現場の在り方があると思う。まずは安心、安全に競技が開催でき、できれば収支のことも考えられるような、いろいろなことをうまく取り合わせながらゲームはあるべき」と語った。