今年の第96回箱根駅伝で17位に終わり、2年連続でシード権を逃した日体大は22日、OBの玉城良二氏(58)が7月1日付けで監督に就任することを発表した。

 今年3月末まで長野東高の女子チームを率いていた玉城氏は公立の同校を全国高校女子駅伝で17、18年と連続で2位に導き、留学生のいないチームとしては2年連続で「日本一」となった。19年も9位と健闘し、4年連続でトップ10入りを果たした高校女子駅伝界の名将だ。

 大学男子チームを率いた経験はないが、きめ細かい指導は定評がある。長野吉田高から日体大に入学した玉城氏は4年時の1984年箱根駅伝10区で3位。選手としては箱根路を経験している。

 日体大は2018年秋から混迷が続いていた。同年9月に渡辺正昭・元監督がパワハラ問題で解任され、棒高跳びが専門の小林史明監督と大ベテランの渡辺公二総監督が就任。19年の箱根駅伝は13位に沈み、4年ぶりにシードを逃した。19年5月に横山順一部長が監督を兼任していた。前回の予選会は3位で通過し、72年連続72回目の出場は死守したが、本戦では総合17位に沈んだ。

 大会歴代5位の10回の優勝を誇る名門・日体大の立て直しの切り札として、玉城新監督の手腕に期待がかかる。

 ◆玉城 良二(たまき・りょうじ)1961年7月7日、長野県生まれ。58歳。80年に長野吉田高から日体大体育学部に入学。箱根駅伝は4年時に10区3位(チームは2位)。84年に卒業し、長野県の高校の体育教員に。主に女子チームを指導し、チームを全国高校女子駅伝に計23回出場に導いた。2017、18年には長野東高で2位。今年3月末に退職。娘のかんな(23)は強豪の三井住友海上で長距離選手として活躍している。