生年ごとにベスト11を選んで「最強世代」を見つけ出すのが、『ワールドサッカーダイジェスト』誌で好評連載中の「年代別ベスト11」だ。第20回目は「1979年生まれ」を紹介する。

 この世代のいわば顔と呼べるのがレジスタのピルロだ。視野の広さ、キープ力、展開力、プレースキックのクオリティーまで、そのすべてが超一流だった。GKのJ・セーザルも2000年代のセリエAを代表するレジェンドだ。絶妙なポジショニングと鋭い反応でビッグセーブを繰り出した。

 人材が豊富なのが3トップ。インテルの3冠に貢献したミリート、バロンドール受賞者のオーウェン、さらに10年W杯で大会得点王&MVPに輝いたフォルランが並ぶアタッカー陣の破壊力は抜群だ。
 
 2列目には、バレンシアで二度国内リーグを制したファンタジスタのアイマールと、オーストラリア代表での通算ゴール数(50)が歴代1位のケイヒルを配置。他のセクションに比べるとやや見劣りするとはいえ、実績は十分だ。

 両SBは堅実さが売りのアビダルとフェレイラ。ともにCLを二度制した経歴を誇る。CBを担うのは、フィード能力に長けたマルケスと長くブラジル代表のレギュラーを務めたファンだ。技巧派と頭脳派のコンビだけに、パワープレーを強いられた際の強度に一抹の不安はある。
 
 粒揃いの世代ながら、メガクラブ在籍歴のない選手が3人。「B」評価が妥当だろう。

総合評価「B」(SS、S、A、B、C、Dの6段階)

●1979年生まれのベスト11●
【GK】
ジュリオ・セーザル
代表:元ブラジル代表
主な所属クラブ:フラメンゴ、インテル

【DF】
エリック・アビダル
代表:元フランス代表
主な所属クラブ:モナコ、リヨン、バルセロナ

ファン
代表:元ブラジル代表
主な所属クラブ:レバークーゼン、ローマ

ラファエル・マルケス
代表:元メキシコ代表
主な所属クラブ:モナコ、バルセロナ

パウロ・フェレイラ
代表:元ポルトガル代表
主な所属クラブ:ポルト、チェルシー

【MF】
アンドレア・ピルロ
代表:元イタリア代表
主な所属クラブ:インテル、ミラン、ユベントス

ティム・ケイヒル
代表:元オーストラリア代表
主な所属クラブ:エバートン

パブロ・アイマール
代表:元アルゼンチン代表
主な所属クラブ:バレンシア、ベンフィカ


【FW】
マイケル・オーウェン
代表:元イングランド代表
主な所属クラブ:リバプール、R・マドリー、マンチェスター・U

ディエゴ・ミリート
代表:元アルゼンチン代表
主な所属クラブ:インテル、ジェノア、サラゴサ

ディエゴ・フォルラン
代表:元ウルグアイ代表
主な所属クラブ:マンチェスター・U、ビジャレアル、A・マドリー

※『ワールドサッカーダイジェスト』2020年5月7日号より転載