<BCリーグ:新潟2-4信濃>◇20日◇エコスタ

新潟アルビレックスベースボールクラブ(BC)は信濃に2-4で負け、4シーズン連続で開幕戦を落とした。

0-4の6回裏は無死満塁のチャンスをつぶし、波に乗れない展開。0-4の8回裏は1死一塁で主将の内藤晃裕内野手(24)が左中間への適時三塁打を放つなど2点を返して反撃したが、届かなかった。

   ◇   ◇   ◇

好機を逃がしても、新潟の選手たちは決して勝負を捨てなかった。0-4の6回は無死満塁のチャンスで無得点。勢いに乗るための好機を手放したが、勝利への思いは失わなかった。0-4のまま迎えた8回だ。1死から菊地悠人外野手(24)が右前打で出塁。続く内藤が左中間三塁打で1点を返し、石森亨外野手(24)の遊ゴロの間に2点目の本塁を踏んだ。「勝ちにこだわる。勝ちに貪欲にやってこうと声をかけていた」。味方ナインにかけた言葉を主将が打席で実践した。

当初は4月11日に開幕するはずだった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、リーグ開幕はこの日までずれ込んだ。ナインはいつ開幕するのが分からない状況で練習。全員が待ちに待った開幕だっただけに、清水章夫監督(44)は投手を5人投入した。先発の海老塚耕作投手(23)が5回を投げると、以後は1イニングずつの小刻み継投。「いろいろな思いで一緒に練習してきた仲間。経験を積んでもらいたいので今後も多くのチャンスに使っていく」。そう話した指揮官は野手もスタメン以外に3人起用した。

新潟は開幕戦の分が悪い。これで4年連続黒星だ。しかし誰も落ち込んでいなかった。清水監督は「勝負ごとには勝ち負けがつく」と今日21日のビジターでの信濃戦に思いを切り替えた。内藤も言った。「負けを悔しがるのは寝るまで。起きたら切り替える。やられたら、やり返す。それだけ」。今季初勝利は2戦目のビジターで決める。【涌井幹雄】