(19日、プロ野球 中日9―7ヤクルト)

 ヤクルトに打ち勝った中日は、主将の高橋が光った。

 3点を追う七回、低めの変化球を痛烈なライナーで返す。右中間を破る適時二塁打となった。「うまく体が残ってくれた」。チームは勢いづき、京田の適時打などで追いついた。

 2011年ドラフト1位で入団しながら、伸び悩み、昨季、打撃が開花した。巧打で昨年5月に月間MVPを受賞。けがで一時離脱しながら、ベストナインにも選ばれた。

 しかし、チーム打率は昨季リーグ1位ながら、得点はリーグ5位。あと一本が出ずに接戦を落とし、7年連続Bクラス。高橋も得点圏打率は2割6分2厘。チャンスで打てなかった。

 主将2年目。責任感が芽生えてきた。開幕前、言っていた。「いつも以上に声をかけていきたい。やるからには優勝を目指して」。四回は、京田の左翼への犠邪飛で泥だらけになって突っ込み生還した。試合後、言った。「1番はチームに貢献できたことが良かった」。今年の高橋は違う。(木村健一)