スタジアム確保困難によるJ3リーグ不参加について、長谷川監督は「クラブの決定ですので、『分かりました』」と了承している。監督自身も今季の過密日程でJ1、ACL、さらにJ3を同時に戦うのは至難の業だと考えていたので、「現場としてはJ1とACLに集中できるということで、歓迎したい」と思っている。

 「若い選手の起用、成長については、試合をやる場が失われるので、そこは我々コーチングスタッフで考えていかないといけない」という懸念はあるが、今季は「フィールドプレーヤー30人、ゴールキーパーが4人という選手構成で戦っているわけで、めちゃくちゃ多いというわけではない。離脱者が出た場合は(若手の存在が)大きなプラス材料になる」という側面もある。

 一方で「若干大所帯ではあるので」という認識もある長谷川監督は「ひとつのチームにしていくのは大変ですが、そこはキャプテン、副キャプテンが中心になってチームをまとめていってほしいです。我々もしっかりと出られない選手をサポートしたいと考えています」とコメントしていた。

 もっとも、サポートはするものの、なにより大事なのは選手自身のアピールだ。

「練習試合を組んでも、そこで3試合組むのは難しい。ユースの選手を借りてトレーニングマッチをやるのもちょっとこのご時世難しい状況にあるので、練習試合でも出られる選手は限られる。若手にとっては、黙っていても試合に出られる環境ではなくなった。だから、練習で結果をしっかりと出していく。試合なら短い時間の中で結果を出していく。そういうことを本気でやらないと試合に出られない状況になると。さらなる奮起を若手には求めています」

 長谷川監督のこうした檄に、選手たちはどう応えるのだろうか。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)