日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)は12日、新型コロナウイルス感染症対策のためのガイドラインを発表した。70ページに及ぶガイドラインでは、日々の感染防止策から、統一で行うPCR検査、無観客試合や制限をつけながら入場者を招いて行う試合での制限事項など、7つのテーマ別にプロトコル(手順書)が示された。5月14日に発表した内容を改訂したもので、6月23日の理事会で正式に決議される。

 ガイドラインは細かく多岐にわたった。J1が7月4日、J2とJ3が6月27日に再開、開幕してからの無観客試合の期間ではスポンサーやマスコットも入場不可。観客を入れられる7月10日以降でも、7月中はスタジアムでのイベント全面禁止など、ピッチ外についても記載がある。

 実際にピッチで戦う選手たちはどうか。混雑を避けるため、両チームと審判団は8月1日まではそれぞれが入場。ベンチでは1席あけて座り、マスクの着用などが義務づけられている。試合中の制限は少ないが、飲水ボトルの共有、グラウンドでつばを吐くことや、うがいを禁止とした。チームと審判員は社会的距離(できれば2メートル、最低1メートル)を確保。ゴール後のパフォーマンスに関しても「社会的距離を保って実施」と記された。

 8月からは遠征もスタート。換気機能が高い飛行機や新幹線での移動はリスクが少ないという専門家からの知見も添えられた。宿泊時には棟やフロアの貸し切り推奨や、チーム関係者しか入らない食事場所の確保、相部屋を避けることなど感染リスクを下げるための行動指針が記された。

 もちろん、刻々と変化する社会状況やウイルスへの新たな知見には、即座に対応していく方針。ウィズコロナを安心安全に乗り切るためのガイドラインとなった。