<サッカー、あのときの一言~31>

Jリーグは6月27日のJ2再開とJ3開幕、7月4日のJ1再開を発表しました。約4カ月ぶりに迎えるその時を前に、日刊スポーツでは歴代のJリーグの選手、監督、関係者らから生まれた言葉をピックアップ。あの日、あのときの印象的なシーンを振り返ります。

「今が人生最高の状態。ドリブルしても相手がゆっくり見えるし、イメージ通りにできている」

19年のシーズン終盤。のちに同年のMVP&得点王のダブル受賞を果たす横浜F・マリノスのFW仲川輝人は、自身の今を聞かれてそう答えた。15年ぶりの優勝へひた走るチームをけん引する出色の活躍。その名の通り輝いていた。

記憶に残るゴールも多かった。19年5月のサンフレッチェ広島戦ではJ1令和初ゴールとなる決勝点を挙げ、同9月には同じ広島からクラブのJ1通算1400得点目となるゴールも決めた。同11月9日の北海道コンサドーレ札幌戦ではハーフウエーライン手前から約50メートルの独走弾。50メートル5秒台のスピードと高い決定力。ゾーンに入った「ハマのGTR」は、対戦チームも手がつけられなかった。

リーグ戦の再開日程発表時にはガンバ大阪のMF遠藤保仁(40)、ヴィッセル神戸のMFアンドレス・イニエスタ(36)らと並んでJリーグからコメントを発表するなど、リーグを盛り上げる「顔」としての役割も加わった。ピッチ上でのマークがさらに厳しくなることも理解している。仲川は「それ以上に成長していかないといけない。今年は楽しみですね」。練習再開後も感覚は悪くない。不測の事態にも負けず、今季も変わらぬ姿で駆け抜けていく。