関西大学ラグビー5連覇と初の日本一を狙う天理大が11日、約2カ月半ぶりにチーム練習を再開した。

奈良・天理市内の同校で2組に分かれ、約1時間半のトレーニングを実施。傘を差していても下半身がぬれる大雨の中で走り込み、フランカーの松岡大和主将(4年=甲南)は「むちゃくちゃうれしいです。うれしすぎて昨日眠れなかったです」と声を弾ませた。

新型コロナウイルスの影響で自主練習となっていた約2カ月半、部員約170人は自分を見つめ直す時間が続いた。松岡は「自分に足りないものを見つけて、成長できる時間になった」。筋力トレーニングにも力を入れ、体重は昨年の95キロから4キロ増。課題に取り組むと同時に「ラグビーができるのは当たり前じゃない」と気付きもあった。

この日は集合時に選手間の距離が確保され、部室は用具の持ち運びなど立ち入りを最小限とする感染対策ルールが運用された。新チームはいまだに対外試合の経験がなく、今後の見通しも立たない。それでも松岡は「(今年が)どんなチームか分からないけれど(全国大学)選手権の悔しさを忘れずに取り組んでいきたい」と誓った。全国4強に終わった前年度の涙は、絶対に忘れない。【松本航】