再開が目前に迫るプレミアリーグで首位を独走し、30年ぶりとなるトップリーグ制覇に近づいているリバプール。そんなレッズの大黒柱として君臨しているのが、フィルジル・ファン・ダイクだ。

 現在28歳のオランダ代表CBは、2018年1月に当時のDF史上最高額となる7620万ポンド(約106億6800万円)でリバプールへ移籍すると、瞬く間にユルゲン・クロップ監督の信頼を得て熱きコップたち(熱狂的なリバプール・サポーターの意)のハートを鷲掴みにし、今や世界最強と言われるまでのCBへと成長した。

 その大型CBと浅からぬ関係性があるのが、日本代表DFの吉田麻也だ。

 ファン・ダイクがエールディビジのフローニンヘンに在籍していた時代には、VVVフェンロに所属していた吉田は、15年から約3年間に渡ってサウサンプトンで共にプレー。CBでコンビを組む機会も少なくなかった。

 最強CBの成長ぶりを間近で目にしてきた日本代表DFは、米メディア『ESPN』の取材で、若き日のファン・ダイクについて語っている。

「彼のことはオランダのフローニンヘンにいた時から知っている。当時から身体が大きくて、フィジカルに優れていた。その時はテクニックの部分や集中力が欠如していて、たまにミスもしていたんだけどね。ただ、サウサンプトンで再会した時、彼はすでに非常に優れた選手となっていたよ」

 サウサンプトンで同僚となったファン・ダイクについて、「誰もが、彼はプレミア最高のセンターバックの一人になると評価していたし、ビッグクラブへ移籍するだろうと思っていた」と口にした吉田は、当時のエピソードを明かした。

「僕らは時々嫉妬していたよ。僕は練習終わりに毎日ジムへ行っていたけど、その窓から駐車場を見ると、いつも彼が一番番最初に帰っていたんだ。彼にはジムや、特別なリカバリーは必要なかったからね。それぐらい生まれながらにして身体が強くて、他の誰よりもスピードがあった。テクニックもかなり磨かれているし、リーダーシップもある」

 現在は「守備の国」イタリアでプレーする日本代表のキャプテンの目から見ても、最強DFの実力は“ハンパじゃない”ようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部