いま、「盟主再建」の真っただ中にあるマンチェスター・ユナイテッド。その名門を率いるオレ・グンナー・スールシャール監督の発言が話題を呼んでいる。

 現役時代にユナイテッドで名将アレックス・ファーガソンの薫陶を受けたノルウェー人指揮官は、現地時間6月9日に『シヴ・ナダール財団』との対談の中で、自身のチーム作りにおける理想を口にした。

「仲間や監督に全てを捧げるという姿勢は私が契約した選手、ユースから引き上げた選手に求めていることでもある。良い人間性とプロ精神を持っていないといけないんだ。かごの中に1つでも腐ったリンゴがあると、ほかのリンゴも腐ってしまうからね」

「マンチェスター・ユナイテッドの選手として、また人として、まず十分な謙虚さを持ち、常に努力の必要性を認識していなければならない。決して屈せず、常にベストを出し切り、日々100パーセントの努力が求められ、自らを過大評価してもならない」

 自らのチームに献身性を求めたスールシャールの発言を受け、英紙『The Sun』は、「現在のユナイテッドにおける“腐ったリンゴ”が誰なのか?」という特集記事を掲載。チームで屈指の高給取りで、高額の移籍金でやってきたポール・ポグバ、アレクシス・サンチェス(現在インテルにレンタル中)、アントニー・マルシアル、エリック・バイリーらの名を挙げ、次のように綴った。

「ユナイテッドは2016年の夏のポグバ獲得に当時の史上最高額である8900万ポンド(約124億6000万円)を支払った。さらにサンチェスにはインテルにレンタルで出した今も週給40万ポンド(5600万円)を支払い続けている。明らかなムダ金を払っているのだ。

 この両雄は売れば収入が見込めるだけでなく、チーム内に不和をもたらす“腐ったリンゴ”であるために、今夏に売却されることが濃厚だ。彼らの態度は以前から疑問視されており、仮に売られてもファンが驚くことはないだろう」

 一方で記事では、スールシャールのチームに光明をもたらす新戦力候補も紹介。ジェームズ・マディソン(レスター)やカイ・ハベルツ(レバークーゼン)、ジャック・グレイリッシュ(アストン・ビラ)をリストアップしたうえで、ジェイドン・サンチョ(ドルトムント)を「一番に獲るべきだ」と絶賛した。

「マディソン、ハベルツ、グレイリッシュ。彼らはいずれも今すぐにトップチームに馴染めるだけの実力を兼ね備えている。だが、スールシャールが誰よりも望んでいるのはサンチョだろう。まだ20歳の彼はオールド・トラフォードに最適の人材だ」

 今夏の移籍市場で、戦力の刷新が有力視されているユナイテッド。はたして、イングランド屈指の人気クラブがどのような動きを見せるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部