リスタートに向けてサムライ戦士が好調ぶりをアピールした。

 現地時間6月9日、ニューカッスル・ユナイテッドは、ミドルスブラとの練習試合を実施。日本代表FWの武藤嘉紀が1ゴールを決めて気を吐いた。

 武藤が魅せたのは、前半に2点のリードを許した後半だった。中盤でボールを受けた武藤はドリブルで仕掛けて一気に前線へ持ち込むと、ペナルティアーク左から右足を一閃。強烈な一撃をゴール右隅に突き刺したのだ。

 その後、ミゲル・アルミロンとジョエリントンのゴールで逆転したニューカッスルは3-2と勝利。3月7日に開催されたサウサンプトン戦(プレミアリーグ第29節)以来となる対外試合で白星を挙げた。

 現地時間6月21日に行なわれるシェフィールド・ユナイテッドとのプレミアリーグ再開戦に向けて、コンディションの良さをアピールした武藤には、地元メディアも期待を寄せている。地元紙『Chronicle』は、「ムトウが再びゴールをねじ込んだ」と賛辞を綴っている。

「ヨシノリ・ムトウは昨年8月に開催されたレスターとのカラバオカップ2回戦以来となるゴールを決めた。フルタイムでの活躍ができずに苦しんでいた日本代表だったが、このゴールはスティーブ・ブルース(監督)に感銘を与え、プレミアリーグの再開に向けて、生き残りをかけた彼の道を切り開く意味でも、重要なものだった」

 練習試合であったとはいえ、本人も久々のゴールには手応えを掴んだようだ。ニューカッスルの公式サイトで武藤は次のように語っている。

「このゲームでゴールが出来て本当に嬉しい。決めたいと思っていたから満足しているけど、僕にはもっとゴールが必要だし、ストライカーとして重要なことは全ての試合でゴールを決めることだけど、なによりプレミアリーグでのゴールを目指したい」

 さらに武藤は、本拠地セント・ジェームズで開催される難敵シェフィールドとの一戦に向けて、「もっとコンディションを良くして、自分たちをより強く押し上げていく必要がある」と強調した。

 降格圏の18位ボーンマスとは8ポイント差をつけているニューカッスル。より残留を確実なものにするために負けられない戦いが続くだけに、調子の良さを窺わせる武藤の活躍に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部