新型コロナウイルスの影響でロックダウンしている間も、ユベントスのクリスチアーノ・ロナウドはトレーニングを欠かさなかった。徹底的に肉体を鍛える彼の高いプロ意識は周知のとおりだ。

 だが、ミランのDFダビデ・カラブリアは、C・ロナウドよりもフィジカル面で衝撃を受けた選手がいるという。チームメイトのコートジボワール代表MFフランク・ケシエだ。

 イタリア紙『Corriere dello Sport』によると、クラブ公式チャンネルでNBA選手のダニーロ・ガリナーリと対談したカラブリアは、C・ロナウドのフィジカルがすごいか尋ねられると「いや、例に挙げたいのはC・ロナウドじゃない」と答えている。

「フィジカルが凄まじいのは、ケシエだよ。ウェイトトレーニングをほとんどやらないのに、とんでもない肉体なんだ。動かせない。すべて自然(に生まれた強靭な肉体)なんだ。50メートル追いかけて、彼を捕まえることはできる。でも、最後ははね返されてしまうんだ」

 ただ、現在のミランで特にカラブリアらが模範とするのは、ズラタン・イブラヒモビッチだ。冬に加入した元スウェーデン代表FWについて、カラブリアは「経験豊富なベテランのリーダーだ。すごく助けてくれる。38歳であれだけの意欲なんだから、つねに向上を目指すのだと分かる」と語っている。

「いつもイブラはあのキャラクターにとどまろうとするけど、ロッカールームでは楽しんでいるし、僕たちを笑わせてくれるんだ。いつも冗談を飛ばしている。やりやすいよ」

 ただ、イブラヒモビッチは自分にも他人にも厳しい姿勢で知られる。23歳のSBは、「彼はすべてのチームメイトに最大限を要求するんだ」と続けた。

「あの年齢なら、少し前に引退していてもおかしくない。でも、彼はまだここでハードワークしている。僕ら若手にとっては見習うべき手本だよ。つねに勝利を目指して必死に走っているんだよ」

 そのイブラヒモビッチは練習で負傷し、シーズン再開に間に合わないとみられている。ユベントスとのコッパ・イタリア準決勝第2レグから戦いの場に戻るミランの若き選手たちは、イブラが求めるパフォーマンスレベルを見せることができるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部