かつてJリーグでも指揮を執った名将が教え子の元へ舞い戻るようだ。

 現地時間6月5日、『Independent』をはじめとする複数の英国メディアは、来シーズンからマンチェスター・シティのアシスタントコーチとして元ヴィッセル神戸指揮官のフアン・マヌエル・リージョを招聘する可能性が高いと報じた。

 リージョはマンチェスター・Cを率いるジョゼップ・グアルディオラにとってはまさに師と言える存在だ。

 グアルディオラはバルセロナでプレーしていた現役時代に、レアル・オビエドを率いていたリージョの実践するポゼッションスタイルに共感を覚え、そのことが後の指導者キャリアに大きな影響を及ぼしたとされている。05-06シーズンには、現役引退前にわざわざメキシコに渡り、リージョが指揮するドラドスでプレーしたほどだ。

 名将の恩師であるリージョは、2018年9月に神戸の監督に就任するも、「バルサ化」を体現させられずに1年で退任。その後、2019年8月に当時中国2部に所属していた青島黄海の指揮官に就任すると、たった1年で中国2部を制覇。クラブ史上初となる中国スーパーリーグ昇格を決めた。

 しかし、母親の健康状態や新型コロナウイルスの状況を考慮して今月5日に退任を発表していた。

 そんな智将の招聘にマンチェスター・Cが動き出したのだ。昨年12月にミケル・アルテタがアーセナル監督就任を理由に退団して以来、アシスタントコーチのポジションは空席となっており、その候補にはヴァンサン・コンパニやシャビ・アロンソなどの名前もリストアップされたようだが、グアルディオラがリージョとの共闘を求めたという。

 今シーズンのプレミアリーグでシティはリバプールに25ポイント差と大きく水を開けられている。それだけに“王座奪還”がテーマとなる来シーズンに向けて、いち早く動いているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部