5月28日発売のサッカーダイジェストでは、「Jリーグ歴代最強チーム」と題し、現役選手や元日本代表など総勢50名に“歴代で最強だと思う3チーム”を選んでもらっている。ここでは、タレントでJリーグウォッチャーの平畠啓史さんの最強チームトップ3を紹介しよう。

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「平畠啓史が選ぶ最強チームトップ3」
1位:2001年のジュビロ磐田
2位:2009年の鹿島アントラーズ
3位:2019年の横浜F・マリノス
 中止になったが、FIFAクラブ選手権でR・マドリーに勝利するために構築した、いわゆる「N-BOX」の完成を目指した01年の磐田を最強チームに推したい。
 
 誰も真似できないオリジナルな戦い方は強いだけでなく、観ていて楽しかった。名波浩の負傷もあり、「N-BOX」で戦った時期はそれほど長くはなかったが、短い期間だったからこそ余計に見る者の想像力を掻き立て、完成形が一体どうなっていたか、そこに思いを馳せることができる。どこからも攻撃ができて、どこからも守備ができる。その象徴が藤田俊哉でもあった。

 Jリーグで唯一3連覇を果たした09年の鹿島も、最強チームのひとつ。前年(08年)の怪我から戦列復帰した小笠原満男がチームを牽引。岩政大樹、内田篤人、野沢拓也、マルキーニョスなど優れた選手たちとともに強固な組織を築き上げた。



19年の横浜も強く印象に残っている。勝つだけでなく、スピードに乗った攻撃力は圧倒的で観る者の心を躍らせた。モダンな戦術が熟成されていく過程も観ていて面白かった。JリーグのMVPは仲川輝人なので、ここではあえてMVPをCBのチアゴ・マルチンスにしたい。

構成●サッカーダイジェスト編集部

※『サッカーダイジェスト』2020年6月11・25合併号より転載。

【詳細情報】2020年6月11.25日合併号