6月2日、J1の川崎が約2か月ぶりとなるチーム練習を再開させた。

 報道陣のみに公開されたトレーニング。新型コロナウイルスの影響による活動休止後、初の全体練習では、選手たちが“マスク”で口元を隠すなど、様々な感染防止策が見られた。中でも目立ったのが各選手たちが持ち歩いた“赤いバケツ”だ。

 クラブハウスから次々に出てくる面々の手にはそれぞれの背番号が記されたバケツがあった。中には氷と、給水のためのマイボトルが入っており、選手たちはトレーニングメニューが変わるたびに、バケツを持ってピッチを移動。

 キャプテンの谷口彰悟は、「感染者を出してはいけない。自分たちができることをやろうと、マイボトル持って練習しました」と説明する。

 FW小林悠は「(バケツを)忘れて取りに行きました」と笑顔で“らしい”エピソードを披露しつつ、「特に気にならなかったですね」と振り返る。 


 トレーニングを仕切る鬼木達監督は、感染防止策については今後も試行錯誤していくと話す。

「選手のマスクは息苦しさも出てくるので、結局、試合の時は付けないですし、今後もやり方は変わってくると思います。僕も声を発する立場ですから、できる限り対応しながらやりたいですね。

 これから暑くなっていくなかで工夫は必要だと思います。ただ現時点で違和感はありませんし、上手くやれているかなと感じます。ペットボトルは今日はバケツに入れましたが、それ以前にもいろいろ工夫をしてきました。これも暑くなってくるなかで、氷をいれたほうが良いとか、そこは手探りになってくると思います」

 夏場を迎えるにあたって、感染防止策を取ったなかでの練習法は様々な工夫が凝られそうだ。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)