J1の再開が7月4日に決まったなか、名古屋は6月1日、新型コロナウイルスの影響で休止していたチーム練習を再開した。

「ここから約1か月どうやるかというところで、第一歩として再開初日のトレーニングはすごく良い状態に見えた」

 練習後、オンライン取材に答えたマッシモ・フィッカデンティ監督が語ったのは手応えだった。

 グラウンドを開放し、グループ練習などは行なってきたが、本格的なチームトレーニングは約2か月ぶり。「接触プレーは久しぶり。賢く、インテリジェンスにやってもらいたい」。指揮官は選手たちに注意を促しながら、再開初日にポゼッションやゲーム形式のトレーニングを組み込んだ。

 その背景には、選手たちの想像以上のコンディションの良さがあったという。

「ここまで少し変わった形での練習を続けてこなくてはいけない状況でしたが、そのなかで選手がコンディションを保ち続けてくれた。今日の練習を見てそう感じました。ポゼッション、ゲーム形式をやったのは、それをできるだけの状態だと思ったからです」
 ただし、試合勘を取り戻す工程は今後、必要だ。だからこそ可能な限りで、練習試合を実施したいとの希望を口にする。

「試合をやるべきコンディションに選手たちを導いていくには、ゲームをやることだと思います。なるべく毎週末に練習試合という形でJ1、J2レベルの相手とのゲームを設定してもらい、1か月、毎週そういう形で過ごしていきたい」

 状況は刻一刻と変わるため、他クラブとの練習試合を毎週、スケジューリングできるかは現時点で不透明である。ただ、経験豊富なイタリア人指揮官は、リーグ再開への最適なプランを頭のなかでしっかり描けているようだ。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)