大物ぶりを示すエピソードと言えるかもしれない。

 フルアム時代の2019年5月4日にプレミアリーグの最年少出場記録を更新(16歳60日)して注目を浴び、その約3か月後にリバプールへ加入した“神童”ハービー・エリオット。現在17歳のイングランドU-17代表MFについての逸話を、米メディア『The athletic』が報じている。

 最終的に現欧州王者への移籍を選択したものの、引く手あまたの超新星は、レアル・マドリーやパリ・サンジェルマン、マンチェスター・シティといったメガクラブから熱視線を送られていた。

 記事によれば、エリオットは昨夏、獲得を目論むマドリーから招待を受け、トレーニング場などを見学。そしてその後、「セルヒオ・ラモスに会って行くか?」と尋ねられたという。

 まさにVIP待遇だが、なんとこの逸材は「いいえ、結構です。ありがとう」と返答。「(モハメド・)サラーに対しての行為のせいで、彼のことが好きじゃないんだ」と言って、マドリーの偉大なキャプテンとの面会を拒否したのだ。

「サラーへの行為」とは、もちろん2017-18シーズンのチャンピオンズ・リーグ決勝で、リバプールのエースであるサラーを危険なチャージによって負傷退場させたプレーだ。エリオットは幼い頃からレッズのファンだったのだ。

 結局、マドリーからのオファーを蹴って、憧れの赤いシャツへ袖を通す選択をした天才レフティー。それにしても、一回り以上離れた名手をバッサリ切るとは、なんとも末恐ろしいティーンエージャーである。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部