現地時間5月23日、ブンデスリーガ第27節が開催され、首位を走るバイエルン・ミュンヘンと13位のフランクフルトが対戦した。

 約2か月ぶりに再開した前節と同様に無観客で、スタッフや取材者も含めて入場が制限される厳戒態勢の中でキックオフを迎えた一戦は、序盤からホームチームが主導権を握った。

 前人未到の8連覇に向けて、再開初戦の前節も2-0でウニオン・ベルリンに2-0と完勝を収めて好スタートを切ったバイエルンは、丁寧なパスワークを展開して、じわりじわりと攻勢を強めていった。

 一方、注目の鎌田大地と長谷部誠がベンチスタートとなったフランクフルトは、縦にアグレッシブに仕掛ける王者を前に守勢を余儀なくされる。

 そして、試合は17分にホームチームが均衡を破る。左サイドに開いたミュラーがエリア内へ絶妙なクロスを供給。これをフリーで飛び込んできたゴレツカがダイレクトで豪快に蹴り込んだ。

 一方的に攻め込んだバイエルンは40分に追加点を挙げる。左サイドからデイビスがアーリークロスを蹴ると、それに反応したミュラーがワントラップから冷静にフィニッシュした。

 2-0として迎えた後半も、バイエルンがキックオフ直後に3点目をもぎ取る。46分、右サイドを抜け出したコマンのクロスにエリア内でフリーとなっていたレバンドフスキがヘディングで押し込んだ。

 早々に3点目を献上したフランクフルトだったが、そこから意地を見せる。52分と55分に右CKからヒンターエッガーが連続してゴールをもぎ取って1点差に迫ったのだ。

 セットプレーから連続失点を喫したバイエルンではあったが、動じる素振りは見せない。そして60分にダメ押し点を奪う。相手DF陣が自陣エリア内でボールをロストしたところを見逃さなかったデイビスが、冷静にゴール左下隅へ流し込んだ。

 食い下がりながらも、自分たちのミスから突き放されてしまったフランクフルトは、70分にソウと鎌田を投入して攻撃へシフトする。だが、彼らは再びミスによって得点を許してしまう。74分にバイエルンのニャブリの力のないシュートの処理をヒンターエッガーが誤ってオウンゴールを献上してしまう。

 難なくリードを広げ、試合巧者ぶりを見せつけたバイエルンは、鎌田らを送り込んで攻撃のギアを入れたフランクフルトを寄せ付けずに5-2で勝利。現地時間5月26日に開催される2位ドルトムントとのデア・クラシケルに向けて弾みをつけた。

 一方、大量失点を喫してバイエルンに力の差を見せつけられたフランクフルトは泥沼の5連敗。降格圏の16位デュッセルドルフとの勝点5差を覆せずに緊張感のある戦いが続くことになった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部