日本サッカー協会は21日、反町康治新技術委員長体制となって初の技術委員会をオンライン上で開催した。

 2001年にJ2新潟で監督となってから19年間、新潟、北京五輪に出場したU-23代表、湘南、そして松本と指導者として現場に立ち続けてきた。技術委員長就任の経緯については「どこのチームでも、日本サッカーの発展を考えてやってきたつもり。(技術委員長を)受けたのは、そういう思いがベースになっているというのもあります。日本が(W杯で)ベスト16から上にいけないという状況も感じていた。何か手伝えることがあればと思った」と語った。

 ただ正式就任した3月下旬は既に新型コロナウイルスの影響下。「生の人間にもあっていないこの2カ月だった」と振り返り「われわれにとって、こういうインドアでずっとというのはね。余計な肉もたまり、ストレスもたまる」と苦笑い。緊急事態宣言が解除されている地域も増えてきており「外でできるのはありがたい。サッカーでは再び芝生の匂いがかげるのはありがたいこと」と話した。

 だが、コロナの影響でW杯アジア2次予選を戦うA代表と、1年間の延期が決まった東京五輪に出場するU-23代表の今後の活動は不透明。今は2つの代表を兼任する森保監督と、電話やウェブ上でコミュニケーションを取っている状況という。兼任体制について、反町委員長の考え方を問われると「すべての試合は見えていないが、彼(森保監督)も言っている縦軸(世代間融合)、横軸(幅広い選手の招集)という部分。全員が日本人のスタッフでやっていることで、下からの突き上げは激しくなっている」と見解を示した。

 今後、W杯のアジア最終予選と延期された五輪代表の活動日程が重なることも予想され、兼任体制を続けることがより困難になる場合もあるが「田嶋会長も言っていたが、何とも言えない。日程が分からない。重ならない可能性もあるし、重なる可能性もある。仮定の話をしてもしかたない。今日の技術委員会でもそういった話に至っていない」と語っていた。