日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱・大乃国)は21日、電話取材に応じ、新型コロナ禍での緊急事態宣言が、首都圏では継続される見込みであることを受け「こちらは引き続き、今の状況を継続していく。それしかない。しっかりと次の場所に向け、次の場所を迎えるために個人プレーじゃなく、1人1人の気の緩みを引き締めて次の場所に向けていくしかない」と、語った。7月場所(同19日初日・両国国技館)は会場を名古屋から東京に変更し、無観客での開催を目指している。

 協会ではこれまで7人の新型コロナの感染が確認され、6人は回復したが13日に高田川部屋の三段目・勝武士さんがコロナウイルス性肺炎による多臓器不全のため亡くなった。現在、希望者全員を対象に感染歴を調べる抗体検査を実施しており、毎日約40名が受けているという。またこの日までに、新たな体調不良者は報告されていない。

 協会は現在、力士らの出稽古は禁止しており、ぶつかり稽古などの密着する稽古の可否は各部屋の師匠が判断するとしている。この方針は今後も継続するとした上で「状況によってはどこまで稽古の内容を変えていけるのか。出稽古ができるのかできないのかとか、そういうことをこれから私たちも考えていかないと。ただ、抗体検査がどういう結果が出るかにもよる。これ待たずして出稽古再開の形になるのかならないのか。先生方に聞かないと我々も分からない」と、慎重な姿勢を示した。