18年の夏に現役生活に終止符を打った元カメルーン代表FWサミュエル・エトー。アフリカ・サッカー史上でも屈指のゴールゲッターは、そのキャリアで名立たる指揮官たちの薫陶を受けてきた。

 そのなかでも、ジョゼップ・グアルディオラとジョゼ・モウリーニョの“二大カリスマ監督”には本人も思うところがあるようだ。

 エトーは、伊紙『La Gazzetta dello sport』のインタビューで、両指揮官へ「彼らは優れていた」と明かしたうえで、二人の“共通点”について、こう語った。

「彼らは完全に異なった性格の持ち主で、サッカーのビジョンも全く違う。でも、唯一、共通点があるんだ。それは勝つことへの欲求だ。それは二人ともずば抜けていた」

 さらにモウリーニョとインテルで苦楽を共にしたカメルーンの英雄は、バルサ在籍当時にオファーを受けた際の思い出を語った。

「グアルディオラに少しだけがっかりして、俺はバルサから出ていかなければならないと悟った。そのときにインテルから誘いを受けたんだよ。モウリーニョの説得はとてもシンプルだった。彼はインテルの9番のユニホームの写真を添付したメールに、『これはお前のものだ。お前を待っているぞ』とのメッセージを送ってきたんだ」

 モウリーニョのメッセージに胸を打たれてインテルに入団したエトーは、1年目の09-10シーズンにセリエAとチャンピオンズ・リーグ、そしてコッパ・イタリアを制して、三冠達成。さらに13-14シーズンからはチェルシーで1年だけポルトガル人指揮官と師弟関係を築いた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部