新型コロナウイルスの影響で試合ができていない栃木県内の七つのプロスポーツチームが、温泉配達で一役買う。湯治場の若手経営者とタッグを組み、源泉をポリタンクに入れて選手やスタッフがチームの車で希望者宅に運ぶ試みだ。

 県旅館ホテル若旦那の会が声をかけ、バスケットボールの宇都宮ブレックスや自転車の宇都宮ブリッツェン、サッカーの栃木SC・栃木シティフットボールクラブなど7チームが応じた。源泉を届ける対象は県民。申し込み手順は各チームがホームページなどで発表する。

 那須、板室、塩原、鬼怒川の各温泉から提供された源泉を20リットル入りタンクで届ける。一般家庭の浴槽の場合、タンク7~8本でいっぱいになる。源泉の温度は50度ほど。2、3時間以内に届けられれば、沸かし直す必要は無いという。

 野球の栃木ゴールデンブレーブスとアイスホッケーの栃木日光アイスバックスは配達には参加しないが、グッズの提供などで事業に加わる。自転車の那須ブラーゼンは4月21日から今月6日まで、同様の温泉配達を実施して好評を得ている。

 配達は21~31日の期間限定。料金は無料。那須町の旅館「山水閣」の片岡孝夫社長は「県民が『県民で良かった』と思ってもらえる企画にしたい」と話している。(関根光夫)