JリーグとNPB(日本野球機構)が共同で行なっている「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第7回目が5月11日に開催され、終了後にウェブ上で記者会見が行なわれた。

 会見に参加した、Jリーグの村井満チェアマンは、緊急事態宣言が続くなかでは、「再開日程を具体的に議論する事は行なっていないですが、しっかりとリスクを抑える準備を重ねていく」と具体的な日程の議論は行なわれなかったことを告げ、「世界各国では再開するところもあるが、再流行の報道もある。ただ再開するだけでなく、長期的に続けていける取り組みも必要となる」と今後の展望を語った。

 世界各国ではロックダウンの解除とともに、スポーツの試合も再開され始めている。4月12日にいち早く開幕した台湾プロ野球をはじめ、韓国では5月5日にプロ野球、8日にKリーグが開幕された。また5月16日の再開を発表しているドイツのブンデスリーガをはじめ欧州各国で再開の動きが出てきている。

 この状況を踏まえて、専門家チーム座長の賀来満夫東北医科薬科大特任教授は、「まだ予断を許さない状況だが、一方で東京を含め、新規患者数が減少傾向にあるというのは事実。ただし日本で緊急事態宣言が延長されているなかで、開催日時を具体的に決めることは難しいとお伝えした」と説明。しかし「再開に向けたさまざまな基準、ガイドラインの作成。シーズン中の(新型コロナウイルスに対する)ガイドラインなどは、今のうちに作っていく必要がある」とも語った。

 村井チェアマンも「各国の情報などは専門家委員会と共有し、ガイドライン作成に取り組みたい。国の今後の対応を尊重しながら、国民の健康を第一に考え、国民のコンセンサスが取れるよう、段階的に再開に向けての準備を続けていく」と展望を語った。

 今後は5月14日、21日に示されるという緊急事態宣言の行方をみながら、まずは全体練習の再開に向け対応が進められている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部