今季限りで引退した男子バスケットボールBリーグ、レバンガ北海道の折茂武彦(49)が8日、Bリーグアワードで功労賞を受賞した。肺の病気を患いながら、選手生活27年の締めくくりのシーズンを戦い抜いた男に、最後の“勲章”が授けられた。オンラインでの表彰式では息子からの手紙も届き、父親の一面ものぞかせつつ、社長に専念する今後への意気込みを口にした。

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-現役最後のシーズンに功労賞を受賞して

折茂 Bリーグや応援してくださったすべての人にお礼申し上げたい。北海道に来てからもたくさんの人に助けてもらい、プレーすることで何かを与えられるんじゃないかとやってきた。ピークを過ぎた自分を奮い立たせてくれたのは、そういう人たちの力だった。

-肺の病気が判明しながら最後のシーズンに臨んだ

折茂 「間質性肺病変」というもので、肺の片側の3分の1程度が壊れている。ひどくなると「間質性肺炎」になる。アスリートにとって肺は大切な器官なので、これが機能しなくなるとプレーに支障をきたす。無理だったらスタッフに言おうと思ったが、それほど影響がなかったし、生活も特別厳しくはなかったので、深刻にはとらえていなかった。進行してしまっているのか今後、病院でしっかり検査しないといけない。

-表彰式では息子の佑飛さんから手紙が届いた

折茂 なかなか話す機会がなく、寂しい思いをさせてしまったので、こういう手紙をもらってびっくり。今、大学3年生になるが、立派に育ってくれたなと。

-一緒に現役を引退することになった松島良豪には何を伝えたか

折茂 引退の話は、ちょっと前に聞いていたが、もう1年待っても遅くないよと話した上で、今季になった。厳しい注文や指摘もしてきたが、すごく聞く耳を持っているので、あそこまで成長した。いい指導者になってくれると思う。

-社長業に専念する今後の役割や、Bリーグに求めるものについて

折茂 厳しい状況だが、Bリーグもクラブもさらなる成長に向けて、今が耐えるとき。復活したときに、リーグや日本バスケットボール界にいろいろなことを発信した上で、担っていけるようにやっていきたい。