現役引退会見に臨んだプロバスケットボールB1北海道の折茂武彦(49)の一問一答は以下の通り。

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-いまの心境は

折茂 27年間支えられてここまでこれた。やり残したことはたくさんあるが、いいバスケット人生だった。

-最終シーズンを振り返ると

折茂 新型コロナの影響で、想定していたシーズンとはならなかった。応援してくださるブースターの前で最後はプレーできず、悔いは残るが、全力でやってきた。最高のメンバーと戦えたことは良かった。

-結果的には、無観客試合が現役最後の一戦に

折茂 あの試合がまさか最後になるとは。無観客試合を初めての経験したことで、ブースターの声援は力になっていたんだとわかった。

-現役時代に印象に残ったできごと

折茂 初優勝がいちばん大きかった。北海道に来てからは、大勢の観客のなかでプレーできる喜びを初めて教えてもらった。開幕戦での光景はいまでも目に焼き付いている。

-いちばんの思い出は

折茂 思い出というか、北海道に来たことで、自分が本当に変われたという思いを持たせてもらった。人は必要とされないと頑張れない。試合をしているときもオフの時にもいろんな方に声をかけてもらった。ここまで来れたのも、そういう人たちのおかげ。

-バスケ界の後輩たちへ

折茂 子どもたちの見本や目標となる存在でいてもらいたい。プロである以上しっかり結果を残して、いい見本になっていってほしい。

-感謝を伝えたい人は

折茂 多くの仲間に協力してもらった。折茂武彦に関わってくれたすべての人に、死ぬまで感謝し続けたい。

-どんな思いで長い競技人生を過ごしてきたか

折茂 なんとかバスケットをメジャーなスポーツにしたい。そういう思いは人一倍強かったと思う。勝負の世界にいる以上は結果がすべて。その結果を残すために戦ってきた。とくにトヨタ自動車での14年間は、勝つため、優勝するためだけにやってきた。北海道に来ても勝ちたい気持ちは人一倍強かったが、多くの方々に必要としていただき、支えていただいた。そういう人達のために頑張らないといけない、勝つだけじゃダメだとも教えてもらった。

-若いときには他競技の選手をうらやむ気持ちもあったと聞く

折茂 プロ野球やJリーグの選手とは、アマチュア時代は扱われ方も年俸もぜんぜん違った。でもバスケット選手として、コートのうえで戦えたときには常に幸せだと感じていた。