<日本の初メダル~バスケットボール編>

新型コロナウイルス感染拡大で東京オリンピック(五輪)は延期となった。選手が来夏の祭典で獲得を目指す五輪メダル。各競技でどのような歴史が刻まれてきたのか。「日本の初メダル」への道のりをひもとく。

バスケットボール競技では、日本はまだ男女ともメダルを手にしたことがない。メダル獲得に最も近づいたのは、女子が正式種目に初採用された1976年モントリオール大会で、生井けい子、脇田代喜美らを中心に5位となった。

その前年には世界選手権銀メダルにも導いた尾崎正敏監督が採用したのが「忍者ディフェンス」という作戦。身長の高い欧米勢に対し、忍者のような変幻自在な動きで相手を翻弄(ほんろう)した。身長162センチと小柄ながら大会得点王に輝いた生井を軸に、「マッハ攻撃」と称した素早い攻めを展開。6チームによる総当たり戦の初戦では強豪米国を84-71で破り、続くカナダ戦にも勝った。

16年リオデジャネイロ五輪では20年ぶりの8強入りを果たした女子。東京五輪で初のメダル獲得を狙う。

男子は初出場だった36年ベルリン大会の9位が最高。76年モントリオール大会以来の出場となる東京五輪では、NBAウィザーズの八村塁らを中心に上位進出を目指す。

東京五輪では男女3人制も正式採用される。女子は昨秋のU23(23歳以下)W杯で金メダルの快挙を遂げた。