日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会(JPBA)は1日、新型コロナウイルス対策連絡協議会をオンライン上で開き、JPBAから政府の緊急事態宣言により営業自粛を要請されている加盟ジムから、営業再開の検討を求める声が上がっていることを明らかにした。

 オンライン上での会見に出席したJPBA事務局長の新田渉世・川崎新田ジム会長によると、自粛によりかなりのジムの運営が立ちゆかなくなる見通しであるといい、「ボクシング協会会員の悲痛な叫び、そろそろ限界に達していることを政府や自治体の方にも届けていきたい」と、業界の窮状を広く訴えていく方針を示した。「国や自治体の補助金、融資などでは追いつかない現状。基本的には国や自治体の要請には従うけども、実際に立ちゆかないのであれば、要請に従わないで営業をせざるを得ないんじゃないか、逆に協会として検討していくべきではないか、という声も上がってきているのは事実」と厳しい現実を明かした。

 また、興行自粛の影響により試合の消化が間に合わないことが懸念されていた新人王戦が、7月開始ならば開催可能となったことを発表。新人王戦は東日本協会の出場選手が多く、7月開催でも間に合わない見通しだったが、改めて選手の意志確認をしたところ約20人の辞退が出たことで人数調整ができ、日程的に開催が可能になったとのこと。辞退者には、新型コロナウイルス感染拡大で多忙を極める医療関係の従事者もいるという。

 この日に議論された7月以降の開催条件に合わせる形で、興行と準備における感染予防対策を協議会で確認、検討した上で開始するといい、「技術面で高いハードルはあるけども、感染予防対策を万全にして開催を目指す。遅くとも1ヵ月前までには開催できるかを決めたい」と話した。