日本のプロサーファー第1号のドジ井坂こと、井坂啓美さん(72)が、自宅でできる簡単な運動としてサーフィンの陸トレを推奨している。サーフボードの上で寝そべった状態から立ち上がるまでの「テークオフ」を、気軽にできる体操として取り入れようとYoutubeなどで紹介している。ドジさんは「余計な力を入れず起き上がることができれば、サーフィンだけではなくさまざまなスポーツに応用できます」と述べる。

自宅でもできるサーフィンの基本練習が、バランス感覚を養うのに効果的だ。ドジさんは「テイクオフ体操」と名付け、波をつかんで立ち上がるまでの一連の流れを紹介。「正座してから立ち上がるときは、片足ずつ踏み出します。同じようにテークオフも1つ1つの動作を忠実に行えば決して難しくない」と強調。小学校などで子どもたちに教えると、ほとんどが習得して海でも難なく波に乗れるという。

1969年の全日本選手権で優勝したドジさんは、同年の世界選手権のメキシコ開催中止を知らずに現地入り。そのエピソードが米国で「ドジ(Doji)」と紹介され愛称になった。

現役引退後は、サーフィンの裾野を広げる活動を中心に幅広く行っている。ドジさんは「(サーフィンは)海や天候状況によって違いが生まれ、自然の真っただ中で楽しめる」と魅力を語る。新型コロナウイルスが一刻も早く終息し、海で気軽にサーフィンができるような環境に戻れることを願った。【平山連】