プロバスケットボールのBリーグでB2(2部)の香川ファイブアローズが、インターネットによるクラウドファンディングで運営資金を募っている。

「経営難で存続危機! 再建達成へ」と告知し、目標額は5月下旬までに1000万円。支援は3000円から50万円までのコースから選べ、選手のサイン入りグッズや、地元名物のうどんなどがもらえる。受け付け開始から約10日が経過した時点で、目標額の約47%に到達した。

藤田秀彰代表(52)との一問一答は以下の通り。

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-クラウドファンディングを実施することになった理由や経緯は

藤田代表 既存スポンサーもおそらくコロナの影響を受けている。そういう中でクラブが存在していくにはどうすれば良いか考え、広く一般の方々へサポートを求めていくことが重要と判断した。実現するにはクラウドファンディングが最良と考えた。

-新型コロナウイルス感染拡大によるダメージは

藤田代表 チケット収入などの直接的な損失額は1000万円から1200万円ぐらい。クラウドファンディングの目標設定額と同程度。

-クラブの経営状況は、現時点でどれぐらい深刻か

藤田代表 デッドライン目前、というわけではまだない。ただ、コロナ禍が長引くかもしれないと考えたとき、できることは今からやっていこうと。そういうことで(実施に)踏み込んだ。

-経営が厳しいと公言することで、周囲に必要以上のマイナスイメージを与えてしまう懸念は

藤田代表 そういう意見も当然出た。新戦力を補強しようとした際、移籍交渉において、もしかするとネガティブな要素になるかもしれない。ただそれでも、現実を包み隠さず公表して、ファンの支援とともにクラブ存続へ向けて頑張る。そういう道を選んだ。

-クラウドファンディングを行ううえで工夫した点は

藤田代表 リターン商品(返礼品)として、限定アイテムをできるだけ用意した。選手が実際に使用していたものや、選手からのビデオメッセージだったり。特製パッケージのうどんもある。あとは、シーズン打ち切りになっためにお披露目出来なかったサードユニホームも用意した。

-開始して1週間ほどが経過した時点で、目標額の45%ほどに達した

藤田代表 出だしとしては順調だと受け止めている。ただ目標達成するには、少し厳しい面があるとも考え、追加のリターン商品を準備している。

-Bリーグの大河チェアマンは資金繰りが難しいクラブに対し、各自体による無利子無担保の融資制度の活用なども勧めている

藤田代表 使える制度は使っていきたいと思ってはいるが、借入金は結局のところ一時しのぎ。最終手段として準備は進めているが、できればまず、それ以外の資金調達を優先したいと考えている。