熊本県菊池市出身のプロボクサー・森武蔵さん(20)が6日、ファイトマネーで購入したマスク3千枚を県に寄付した。新型コロナウイルス感染での重症化が心配される高齢者らに役立ててほしいといい、県は高齢者施設での配布を予定している。

 森さんは、父伸二さん(41)らと県庁で蒲島郁夫知事と面会し、マスクの目録を手渡した。「米ラスベガスでの合宿から帰国して日本の現状を目の当たりにした。自分に何かできることはないか考えた」と寄付の理由を語った。蒲島知事は謝意を述べ、「チャンピオンめざして熊本の名前を上げてほしい」と激励した。

 森さんは名古屋市にある「薬師寺ボクシングジム」所属。小学5年でボクシングを始め、中学卒業後、単身で名古屋に乗り込んだ。17歳でプロデビュー。2018年、世界ボクシング機構(WBO)アジアパシフィックフェザー級王者のタイトルを獲得した。19年4月には熊本での凱旋(がいせん)試合でタイトルを初防衛した。