「史上初」の快挙に挑む高知県四万十町出身のプロボクサーがいる。黒潮ボクシングジム(高知市)所属の福永宇宙(そら)選手(22)。一昨年のデビュー以来4連勝で、今年は新人王戦にエントリーした。勝ち進んで東京で行われる全日本新人王決定戦を制せば、四国のジムからは初となる。

 福永選手は身長169センチの右構えで、新人王戦はスーパーバンタム級(約55・3キロ以下)で出場する。この階級は選手層が厚い。相手の棄権などがなければ、日本一には6連勝が必要だ。「地方からでも新人王になれると証明したい」

 バンタム級の世界王者、井上尚弥選手(大橋ジム)をはじめ、最近の国内トップ選手は幼少時から競技を始める。アマチュアで実績を積み、首都圏のジムからプロに転向するのが王道とすれば、福永選手の経歴はそれとは正反対だ。