29、30日に県内で本番を迎えるはずだった東京五輪の聖火リレーは、新型コロナウイルスの感染拡大で見送りに決まった。準備を進めていたランナーは納得しつつも肩を落とした。

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 塩谷町の高橋瞳仁さん(18)は高3の夏、陸上競技の県大会で200メートル、400メートル、400メートルリレー、1600メートルリレーの4冠に輝いた。4月から国学院大に進む。149センチ。小柄な体格で「壁」と戦ってきた。

 中学時代、県大会の100メートルで1位になれなかった。悔しさを晴らすため強豪・国学院栃木高(栃木市)に進学。片道2時間かけて通い続けた。入学後も伸び悩み、疲労骨折にも泣いた。