東京五輪・パラリンピックの延期が決まり、聖火リレーを直前に控えていた県内各地は25日、ドタバタと撤収に追われた。選手や聖火ランナー、ホストタウンなどは様々な思いが交錯。一方で、聖火が当面の間、県内で保管されることが決まり、喜びの声も上がった。

 東日本大震災の被災3県で最後となる「復興の火」が25日に展示されたいわき市小名浜のアクアマリンパーク。延期が決まった翌日の展示となり、屋外の展示会場には約3600人(県発表)が集まった。

 福島市で予定されていたソフトボールの観戦チケットを持つ、いわき市の介護福祉士草野健治さん(37)は小学生の息子らと家族5人で見にきた。「遠いところから来た聖火を子どもたちに見せたかった。五輪の延期は残念だが、中止にならなくてよかった」と、来年の観戦を楽しみに待つ。