東京五輪・パラリンピックの延期が決まった。サッカー会場として準備を進めてきた宮城スタジアム(宮城県利府町、通称・宮スタ)や、選手・観客を受け入れる予定だった県内のホテルには困惑が広がった。ただ、中止ではなく延期にとどまり、1年後を見据えた動きも出始めた。

 25日昼、宮スタの会場入り口には、チケットの確認やセキュリティーチェックをする大会組織委員会のプレハブ小屋が立っていた。前日までは、スタジアムの外周をフェンスで囲う仮設工事が続いていたという。

 組織委は、宮スタを独占的に使う契約を県側と結ぶ。県の担当者は、1年後までの見通しを「組織委が借りっぱなしというのは考えづらい。今年、来年と県内の団体が使えない状況が続くのも困る」と話す。仮設物を撤去し、契約をいったん終えるとみられる。そうすれば、高校サッカーや陸上競技では通常通り使える。